【心ほっこりエピソード】小学4年生との会話「老眼」
これは、私が小学4年生の担任をしていた頃のお話です(*^^*)
小学校の朝の会では、「健康観察」を行います。
一人ずつ呼名をし、確認をしていくのですが、その日は、私のこんなお願いからスタートしました。
担任:「みんなにお願いがあります~。」
「これから、いつものように呼名するけど、先生、この頃、目が霞んできてみんなの顔が、はっきり見えないこともあるの。先日、眼科に行ったら、老眼ですねって言われてさ。だから、出来るだけ、大きな声で返事してね~。」
大きな声で返事をしてほしかったので、このようなお願いを伝えたのですが…
一人の男の子が
生徒:「先生!大丈夫だよ!」
「最近は、色んな薬が開発されているってよ!だから、治るよ!」
と、こわばった顔で、何故か、励ましてくれました。
なんだか、様子がおかしかったので、
担任:「老眼て治るの?」
生徒:「先生、ガンは、今、治る病気だって、お母さんが言ってたよ。」
担任:(/o\)「・・・」「しししんぱいさせて、ごめんね~!先生、ガンではなくて、歳を取ったら、だれでもなる老眼というものなんだー。」
「「ガン」とは、違うので心配しないでね。」
そう!「老眼(ロウガン)」を「ガン」の一種だと思った彼は、私を励ましてくれていたのでした。
なんという優しい子なんでしょう!
その優しさに心がほっこりするとともに、心配させて申し訳なかったなぁと反省。
その子は、安心し、普段の笑顔になったところで、健康観察を始めることができました。